CDNext 側の設定でメンテナンスページを表示する場合の設定例をご案内します。
■本記事で紹介する例の要件
- ユーザーから対象FQDNへのアクセスを全てメンテンナンスページにリダイレクトする
- 特定のIP(ページ管理者など)からのアクセスについては通常通りページを表示する
- CDNext 管理画面の操作で有効無効を切り替えたい
■設定概要
全リクエストに該当する仮想パスを作成し、その仮想パスにエンドユーザーからのリクエストについてはメンテナンスページへリダイレクトする処理を設定する
■設定手順
メンテナンスページを表示したいホストのACLからIPリストを追加する。
IPリスト内にはメンテナンス中アクセスを許可するIP(ページ管理者など)を設定する。
下記画像の「リダイレクトループ防止用」と「メンテナンスページ表示用」を追加する。
※すでに仮想パスを設定済みの場合はそれらよりも優先度を最上位に仮想パスを設定いただく必要があります。
※優先順は必ず画像の通りである必要があります。
「メンテナンスページ表示用」仮想パスに下記の様なアクセス制御を設定します。
※ラベル条件には作成したIPリストの「上記以外ラベル」に記載したものを選択します。
■設定内容について
上記の設定により、全てのユーザーのアクセスが「メンテナンスページ表示用」仮想パスで受けられ、その結果IPリストに登録されたユーザー以外はメンテナンスページ(/sorry/sorry.html)にリダイレクトされます。
リダイレクトしたリクエストが再度「メンテナンスページ表示用」仮想パスで受けられ、リダイレクトループが発生することを防止するために、「リダイレクトループ防止用」仮想パスを追加しています。
仮想パスは優先度の高いものから先に判定されるため、/sorry/sorry.html のリクエストは「リダイレクトループ防止用」仮想パスで受けられ、メンテナンスページを表示することができます。
メンテナンスページを表示する必要がなくなった際には、「メンテナンスページ表示用仮想パス」を設定の「基本」タブから「無効」にして頂くことで、通常通りのページ表示が可能となります。
「メンテナンスページ表示用仮想パス」の有効/無効によってメンテナンスページの表示有無が切り替えられます。