本記事では CDNext の基本機能について一覧で概要を解説したものになります。
それぞれの機能のさらに詳細な内容については基本利用マニュアルをご参考ください。
■ホスト設定項目
タブ名 | 機能項目 | 概要 |
---|---|---|
FQDN | 別名FQDN追加 | 「デフォルトFQDN」で登録したFQDN以外に対象のホストでリクエストを受け付けたいFQDNを「別名FQDN」として登録することが可能です。 「別名FQDN」で受けたリクエストを「デフォルトFQDN」へリダイレクトさせることも可能です。 ※別名FQDNもデフォルトFQDNと同様にCNAMEする必要があります |
オリジン | フェッチプロトコル | キャッシュサーバからオリジンサーバへ通信する際のプロトコルを指定する項目です。 |
Hostヘッダ | キャッシュサーバからオリジンサーバへのHTTPリクエストのHostヘッダの値を指定する項目です。 | |
オリジンパス | キャッシュサーバからオリジンサーバへアクセスする際のディレクトリを指定する機能です。 | |
Location変換 | オリジンサーバがリダイレクトする際のLocationヘッダの値と同じFQDNを登録すると「デフォルトFQDN」にリダイレクトする機能です。 | |
リクエストヘッダ追加 | キャッシュサーバからオリジンサーバへのHTTPリクエストヘッダにフィールド及び値を追加・変更する機能です。 | |
リクエストヘッダ削除 | キャッシュサーバからオリジンサーバへのHTTPリクエストヘッダから指定のフィールドを削除する機能です。 | |
SSL | HTTP/HTTPS強制リダイレクト | クライアントとキャッシュサーバのプロトコルをHTTP或いはHTTPSに指定する機能です。 ※本機能を利用時、異なるプロトコルの通信は指定したプロトコルに強制的にリダイレクトさせます。 ※オリジン側のリダイレクト設定と併用によるリダイレクトループにご注意ください。 |
Let’sEncrypt | CDNextで生成するLet’sEncryptのSSL証明書が利用できる機能です。 ※有効期限の更新は自動でCDNextが実施します。 | |
CipherSuite | HTTPS通信で利用する暗号スイートを指定する機能(セキュリティ強度を指定する機能)です。 | |
エラーページ | エラーページ指定 | オリジンサーバからのHTTPレスポンスのステータスコードごとに代替ページのコンテンツを指定する機能です。 |
Sorryページ指定 | ||
キャッシュ挙動 | オリジンパス応答ヘッダ | オリジンサーバからレスポンスされるCache-Controlヘッダの情報を無視します。 オリジンサーバのTTL設定値よりも CDNext のTTL設定値を優先する機能です。 |
オリジンサーバのSet-Cookieヘッダ付きレスポンスを非キャッシュ設定とする機能です。 | ||
キャッシュTTL指定 | コンテンツをキャッシュする秒数(TTL)をステータスコード別に指定する機能です。 | |
フェッチロック | ファイルサイズが大きいなどレスポンスに時間が掛かるコンテンツに対するリクエストを複数受信した場合、キャッシュサーバが、最初のリクエストがオリジンサーバへアクセスする間、2つめ以降のリクエストをオリジンサーバへアクセスさせないように指定した秒数待機させる機能です。 これによりオリジンサーバへの負荷を軽減することが可能です。 | |
TTL超過利用許可 | キャッシュサーバにキャッシュコンテンツがあり、TTLが切れた状態でリクエストを受けた際、オリジンサーバの状況によって、古いキャッシュコンテンツをクライアントに配信する機能です。 主にオリジンサーバが何らかの原因により正常にレスポンスできない状態になった場合に保険として利用する機能となります。 | |
RangeCache利用 |
RangeCache利用時のRangeチャンクサイズを指定する機能です。 |
|
Varyキャッシュ正規化 |
キャッシュコンテンツをUser-Agentグループ単位で設定する機能です。 |
|
キャッシュ保持 |
ホスト毎にキャッシュを保持する機能です。 |
|
非キャッシュ | コンテンツを非キャッシュ設定する機能です。 | |
クエリ | クエリキャッシュ | キャッシュキーを生成する際にクエリストリングを情報に含むか設定します。 ※クエリによってコンテンツを出し分けている場合などに設定が必要となります。 |
Cookie | Cookieキャッシュ |
キャッシュキーを生成する際にCookie情報を含むか設定します。 |
アクセス制御 | アクセス制御 |
IPアドレスやリファラ情報によってリクエスト結果を制御する機能です。 |
Geo | Geoロケーション制限 |
特定の国からのアクセスについて制御を行うことができます。 |
補正リスト | 指定したIPからのアクセスを別の任意の国として扱うように国情報を補正する機能です。 | |
国情報ログ出力 | 国判定の結果をログに出力する機能です。 | |
ログプライバシーデータマスク | アクセスログに記載されるIPをマスキングする機能です。 | |
データマスク対象 | マスキングを有効化するGeoポリシーリストを設定する機能です。 | |
ログ | アクセスログ出力 |
アクセスログを出力するように設定する機能です。 |
出力フォーマット |
アクセスログフォーマットを指定する機能です。 |
|
レスポンス | レスポンスヘッダ―追加 | キャッシュサーバからクライアントへのレスポンスヘッダにフィールド・値を追加・変更する機能です。 |
レスポンスヘッダ―除去 | オリジンサーバからのレスポンスヘッダのフィールドを削除してクライアントに配信する機能です。 |
■仮想パス設定
タブ名 | 機能項目 | 概要 |
---|---|---|
基本 | 仮想パスタイプ | 仮想パスの設定方法を選択します。 基本的に「個別パス+ファイル名」>「個別パス+正規表現」≧「個別パス」の順で対象範囲が狭く、優先度が高くなります。 |
仮想ベースパス | 仮想パスの設定を適用するURLのディレクトリ名を登録する項目です。 | |
拡張パス(正規表現) | 仮想パスの設定を適用するURLを正規表現で登録する項目です。 ※仮想パスタイプが「個別パス+正規表現」の時のみ記載可能です。 |
|
拡張パス(ファイル名) | 仮想パスの設定を適用するURLのファイル名を登録する項目です。 ※仮想パスタイプが「個別パス+ファイル名」の時のみ記載可能です。 |
|
優先度 | 仮想パスタイプが「個別パス+正規表現」の場合、複数の仮想パス設定に該当するURLが存在する可能性があるため、優先して適用する仮想パスを設定する機能です。 ※数字が大きいほど優先されます。 |
|
※複数タブ | デフォルトを使用 | 「基本設定」の設定内容と同じ設定を有効にするか選択する項目です。 |
基本認証 | 基本認証 | CDNextで基本認証を有効化する機能です。 |
基本認証キャッシュ | 基本認証で配信するコンテンツのキャッシュ有無を指定する項目です。 ※オリジン側で基本認証を設定している場合もこの設定が無効の場合は基本認証ページはキャッシュされません |
|
トークン認証 | トークン認証機能 | トークン認証機能の設定項目です。 |