CDNホスト個別分離キャッシュ機能とはキャッシュをホスト毎に保持する機能となります。
基本的に CDNext をご利用いただく場合は有効の状態で問題ございません。
■無効にした場合の挙動
無効にした場合の挙動についてご説明する前に、CDNext でのキャッシュキー生成について説明させて頂きます。
キャッシュキーとはキャッシュサーバがキャッシュを判別する際に用いる文字列で、基本的に URL を元に生成されます。特定の URL がリクエストされた際にはキャッシュキーを元にキャッシュコンテンツがキャッシュサーバに存在するかを確認します。
なおここで言う URL とはキャッシュサーバがオリジンサーバにリクエストする際の URL となります。(エンドユーザーのリクエスト URL ではありません)
キャッシュサーバがオリジンサーバにリクエストする URL は CDNext 設定内の Host ヘッダ情報をもとに生成されます。
そのため例えば A と B 二つのホストが存在しどちらも同じオリジン、同じ Host ヘッダを指定していると A のホストへのアクセスで生成されたキャッシュを B のホストでも流用することができます。
これによりキャッシュをより効率的に運用しオリジン負荷を減らすことが可能です。
注意点として、各ホストで設定が異なる場合に設定が混合する事象が発生します。
例えば A のホストでは TTL を 200 秒と設定し、B のホストが TTL 100 秒を設定していた場合、A のホストにアクセスしてもタイミングによって TTL が 200 秒であったり 100 秒となったります。
同一のキャッシュキーでもホスト毎の設定を反映したい場合はキャッシュ分離機能を有効化してください。