「キャッシュ挙動」タブに「Varyキャッシュ正規化」を追加しました。
一般的に、同一 URL のコンテンツ出し分け(スマホ向け、PC 向け等)をサーバーサイドで行う場合、オリジンサーバーは「Vary: User-Agent」ヘッダを応答します。
キャッシュサーバーは、当レスポンスヘッダが応答されると、エンドユーザーの User-Agent 毎にコンテンツのキャッシュを保持します。
同内容のコンテンツであっても、同一 User-Agent に対してのみ有効なキャッシュが作成されるため、エンドユーザーの User-Agent の種類が多ければ多いほど、キャッシュ効率が悪くなります。
当機能を有効化すると User-Agent にマッチする文字列パターン(※User-Agent リストで定義します)に設定したラベル毎に、コンテンツのキャッシュを保持する事が可能となります。
結果、コンテンツのキャッシュ単位を最適化できるため、キャッシュ効率を向上させることが可能となります。
また、当機能は「Vary: User-Agent」が無い場合でも、同様にキャッシュ単位を最適化することができます。
キャッシュ単位のチューニングに、是非ご活用ください。